自費出版日記

初春の1冊

2014.12.15

 今年もあと僅かになりました。
 年が明けて最初の本は京都市在住の医師・佐本昌平さんの『病癒えて カナダの大地を行く』(私家版)です。今年1月1日に緊急入院された大手術から回復までの闘病生活と、その後、知人の住むカナダを訪ね、スケールの大きな自然にふれた旅行記で構成。カナディアンロッキーの山々やエメラルドグリーンの湖、美しいオーロラの写真が口絵を飾ります。
 著者の出版をお手伝いするのはこれが4冊目。ウインかもがわがスタートした年、最初の本が『気ままな山あるき』でした。それから海外登山の記録『マチャプチャレ遠望』、長野県開田高原に開設した私設図書館と地域の人びととのふれあい『気まま文庫 今日は開いてる?』と、著者の人生後半の節目節目に出版が位置づいて、その都度声をかけていただいたことは、うれしい限り。仕事ぶりを知って頂いているので、ご自宅におじゃました打ち合わせも、お連れ合いも巻き込んでなごやかです。(斉藤治)